社外秘/ジーエヌティー株式会社 御中 / 版:修正第2版
採用強化リニューアル企画書
ジーエヌティー株式会社様
採用強化リニューアル企画書
「現場から発注者側へ」というキャリアチェンジ軸での
応募数3〜5件/月の達成プラン
提出日:2026年4月29日
ご提出先:ジーエヌティー株式会社 御中
作成:sawan株式会社
エグゼクティブサマリー
本企画の結論
建設業の有効求人倍率5.04倍という人材獲得競争激化の中、貴社が応募数を増やす鍵は「制作物のリニューアル」ではなく「他社が手をつけていない訴求軸を発見し、独自ポジションを作る」ことです。
本企画の核心となる訴求軸の発見
「現場から発注者側へ」というキャリアチェンジを訴求軸に据える。
35〜50歳の土木施工管理技士が抱える「現場の身体的負担」「キャリアの折り返し不安」「経験陳腐化への恐れ」という3つの深層インサイトに、「発注者支援業務」というキャリア選択肢を提示する。同業他社(既に発注者支援業者)も「キャリアチェンジの意義」を訴求軸として打ち出しておらず、同業主要競合では未着手の独自ポジションとして取れる。※本企画書における競合分析は、貴社よりお伺いした同業主要3社(8shigyo.com/ティーネットジャパン/発注者支援業務ナビ)および採用市場リサーチに基づく。
市場・競合・貴社の3軸分析
| 軸 | 結論 |
| 市場(深層) | 35〜50歳の現場経験者は「身体負担/キャリア折り返し/経験陳腐化」の3つの不安を抱えるが、業界はこれを訴求していない |
| 競合 | 同業3社は「発注者支援業務」を職種として並列陳列するのみで、現場経験者向けの「キャリアチェンジ提案」になっていない |
| 貴社 | 発注者支援業務を主軸に、公物管理・行政事務補助・技術支援業務も担う体制/給与45〜60万円・残業月30時間以内・年収例600万円(50代)・全国体制という、キャリアチェンジを支える事実資源を保有 |
メインメッセージ候補(A/Bテスト前提)
訴求軸を表現するメインコピーは6つの方向性で候補を準備し、LP制作時に主候補1つを確定(弊社推奨:C案)、配信開始後にA/Bテストで継続的に最適化していきます。詳細は第5章。
弊社推奨:C案「現場で積んだ知見を、発注者側のデスクで。」
35〜50歳の土木施工管理技士に向けて、「現場側」から「発注者側」へのキャリアチェンジを軸に、貴社の事実資源(給与45〜60万円・年収例600万円/50代・残業30h以内・全国体制)を裏付けとして補強する設計。「デスクで」という具体名詞で身体負担解消を一発提示し、「発注者側」で業界の盲点を直接訴求します。
採用数字の改善見通し
| 項目 | 現状 | 目標(公開3ヶ月後) |
| 月平均エントリー数 | 1〜2件(直近2ヶ月は0件) | 月3〜5件 |
| 年間採用決定数(想定) | — | 6〜12名 |
| 採用1名あたり広告費(想定) | — | 50〜100万円 ※業界相場の人材紹介費150〜250万円より低水準 |
制作スコープ・スケジュール
WEBサイト改修+採用LP新設の松竹梅3プランを提示。2026年5月上旬:契約・キックオフ → 6月:LP公開・広告配信開始(松:上旬/竹:中旬/梅:下旬) → 7月以降:効果測定・改善サイクル。※制作費(採用LP制作・WEBサイト改修・撮影費を含む)は、sawan株式会社より別途ご提示いたします。
第1章建設コンサル業界の採用市場分析
1-1. 業界全体の採用環境(2025-2026年)
建設業の人材獲得競争は過去最高水準で推移しています。
| 指標 | 数値 | 意味 |
| 建設業 有効求人倍率(2025) | 5.04倍 | 1人の求職者に対し企業5社が奪い合う構造 |
| 大卒求人倍率(2026年3月卒・建設業) | 8.55倍 | 新卒採用も同様に激戦 |
| 施工管理求人(2016→2023) | 5.04倍に増加 | 需要は急拡大しているが… |
| 転職者数の伸び(同期間) | 3.84倍にとどまる | 供給が追いつかず採用難が継続 |
| 建設業就業者数 | 477万人まで減少 | パイそのものが縮小 |
| 29歳以下の若年層比率 | 11.7% | 高齢化が進行・経験者の希少性が高まる |
出典:厚生労働省/リクルートエージェント/建設業界調査資料(2025-2026)
1-2. 建設コンサル・発注者支援業界に絞った状況
- 建設コンサル業界の中途採用求人:2023年比1.5倍以上の増加(2025年)
- 発注者支援業務の年収帯:550〜850万円(経験者・大阪エリア事例/賞与10年連続8ヶ月以上)
- BIM/CIM等のデジタル技術ニーズが急増・人材獲得競争はさらに激化
本章の結論
建設コンサル業界の採用は「待っていれば来る」状態ではなく、明確に取りに行かなければ獲得できない構造です。求人倍率5倍超の市場で勝つには、求職者が「ここを選ぶ理由」を訴求設計で作る必要があります。
第2章求職者インサイト分析(35〜50歳・土木施工管理技士)
2-1. 表層ニーズ:転職時に重視する条件
| 重視項目 | 割合 |
| 給与面 | 76.3% |
| 働き方(残業・休日) | 41.4% |
| 福利厚生 | 34.3% |
業界調査ベースの転職時重視項目。ただしこれらは「業界全体で訴求が飽和している領域」でもあり、これだけでは差別化軸として弱い。
2-2. 表層の転職理由ランキング
| 順位 | 転職理由 | 割合 |
| 1位 | 年収アップ | 約40% |
| 2位 | 勤務地の変更 | 約21% |
| 3位 | 残業が多い | 約10% |
2-3. 深層インサイト:35〜50歳特有の3つの不安
表層ニーズの裏側には、35〜50歳の現場経験者特有の「言語化されにくい不安」が存在します。これらは業界の競合企業がほとんど訴求していない領域であり、ここに刺すと深く反応します。
① 現場の身体的負担(キャリアの限界感)
「20代・30代は現場でガッツリ仕事できた。でも40代後半・50代で現場フル稼働は厳しい」という限界感。一方で、現職で現場以外の選択肢が見えにくい。
② キャリアの折り返し不安
「現場一筋でやってきたが、残り20年のキャリアをどう設計するか」。管理職枠は限られ、定年後を見据えた設計が必要なタイミング。
③ 経験の陳腐化への恐れ
「BIM/CIM・DX時代に、自分の積み上げてきた現場経験が古くなるのでは」という不安。新技術への対応と従来経験の価値の両立が課題。
2-4. 業界の現職実態(=不満の温床)
| 項目 | 該当者の割合 |
| 月40時間以上の残業 | 47.9% |
| 月60時間以上の残業 | 8.9% |
| 年収500万円以下 | 約50% |
2-5. 求職者が比較検討する情報源
- Indeed・doda・マイナビ転職等の大手求人サイト
- Meta広告・Google検索広告経由の採用LP
- 業界専門サイト(発注者支援業務系の専門求人サイト)
- 比較検討期間は2〜3ヶ月/3〜5社のLPを巡回するのが一般的
本章の結論:表層ニーズではなく深層インサイトで刺す
給与・働き方・福利厚生は「全競合が訴求している飽和領域」のため、それだけでは差別化は難しい。35〜50歳特有の3つの不安(身体負担・キャリア折り返し・経験陳腐化)に答える企業はまだ存在しておらず、ここを取りに行くのが本企画の核心です。
第3章競合ポジショニング分析
3-1. 同業競合3社の訴求軸比較
同業の発注者支援・建設コンサル系3社を、求職者の「表層ニーズ」と「深層インサイト」の両軸で評価します。
| 項目 | ①8shigyo.com | ②ティーネットジャパン | ③発注者支援業務ナビ | 貴社 |
| サイト型 | 求人ポータル型 | 自社採用LP型 | 求人ポータル型 | コーポレート内/recruit/ |
| 給与の具体数値開示 | 30〜100万円幅広レンジ | 記載なし | 記載なし | 45〜60万円具体明示 |
| 残業の具体数値約束 | 「残業少なめ」抽象 | 記載なし | 記載なし | 月30時間以内 |
| 「現場経験者向けキャリアチェンジ」訴求 | 職種を並列陳列のみ | 「自由度」止まり | — | 未着手(=空白) |
| 「身体負担」「経験陳腐化」への答え | 未着手 | 未着手 | 未着手 | 主要競合の空白領域 |
| ターゲットの絞り込み | 20〜60代幅広 | 20〜50代多様 | 1・2級保有者 | 35〜50歳経験者特化が可能 |
※同業主要3社のWEBサイト・採用LPの記載内容を比較した範囲での分析。
3-2. キャリアチェンジ訴求の業界空白
同業他社はすでに「発注者支援業務」を扱う企業ですが、それを「現場経験者向けのキャリアチェンジ選択肢」として明示的に打ち出している企業は存在しません。
| 競合の訴求パターン | 具体内容 | 欠けている視点 |
| 求人ポータル型(8shigyo.com・発注者支援業務ナビ) | 職種・地域・給与で求人を並列陳列 | 「なぜ現場経験者がこの職種を選ぶべきか」のキャリア物語 |
| 自社採用LP型(ティーネットジャパン) | 社員インタビュー・自由度・社会貢献 | 「現場側から発注者側」のキャリア転換軸 |
| 大手建設コンサル各社 | 事業内容・実績・新卒中心の総合採用 | 35〜50歳経験者へのターゲット特化訴求 |
3-3. ポジションマップ(深層インサイト × 競合対応度)
| 求職者の深層インサイト | 市場規模 | 競合の対応度 | 空白の度合い |
| 身体負担からの解放(現場フル稼働の限界) | 大(35〜50歳の中核動機) | 未着手 | 主要競合の空白 |
| キャリア折り返し設計(残り20年の選択) | 大 | 未着手 | 主要競合の空白 |
| 経験陳腐化恐れ(DX時代の経験の価値) | 中〜大 | 未着手 | 主要競合の空白 |
| 給与・働き方の具体保証 | 大 | 抽象表現のみ | 具体数値での約束に空白 |
※「競合の対応度」は同業主要3社のWEBサイト・採用LPの記載内容を比較した範囲。
本章の結論
求職者の深層インサイト3つ(身体負担・キャリア折り返し・経験陳腐化)に、同業主要競合のなかで明示的に答える企業を確認できておらず、これは「業界の盲点」と捉えられます。「現場から発注者側へ」というキャリアチェンジ軸でこの空白を取りに行けるポジションです。
第4章貴社のポジショニング戦略
4-1. なぜ「現場から発注者側へ」が貴社にとって最強の訴求軸か
本企画で推奨するポジショニングの根拠を整理します。
| 判断軸 | 根拠 |
| ① 求職者深層インサイトとの一致 | 身体負担・キャリア折り返し・経験陳腐化の3つに同時に答える |
| ② 業界用語の盲点を逆手 | 「発注者支援業務」は業界外(求職者側)にほとんど知られていない職種。これを「現場経験者向けの新しいキャリア選択肢」として再定義すると、競合の同業他社も気づいていない訴求空白が取れる |
| ③ 貴社の本業そのもの | 発注者支援業務を主軸とする業態(公物管理・行政事務補助・技術支援業務も含む)=コピー上の謳い文句ではなく事実。約束を守れる |
| ④ 競合の解像度の低さ | 同業3社のいずれも「キャリアチェンジの意義」を訴求軸として打ち出していない |
| ⑤ 表層ニーズも乗せられる | 給与45-60万円・年収例600万円(50代)・残業30h・全国体制を「キャリアチェンジ後の現実」として裏付けに使える |
4-2. ポジショニング・ステートメント
建設業の有効求人倍率5倍超で人材獲得競争が激化する中、35〜50歳の土木施工管理技士が抱える「身体負担・キャリア折り返し・経験陳腐化」の3つの深層不安に、同業主要競合のなかで唯一「現場から発注者側へのキャリアチェンジ」という選択肢を提示する。発注者支援業務を主軸とする貴社の本業そのものを、同業主要競合では未着手の独自ポジションとして打ち出す。
4-3. ポジショニングの3層構造
| 層 | 訴求 | 機能 |
| 第1層(核:キャリア物語) | 「現場から発注者側へ」のキャリアチェンジ訴求 | 業界空白を取る独自軸 |
| 第2層(裏付け:事実情報) | 給与45〜60万円・残業30h・全国体制・単身寮 | キャリアチェンジ後の現実を保証 |
| 第3層(信頼形成:実績) | NEXCO・国交省案件等の業務実績 | 「発注者側の仕事は本物だ」と証明 |
4-4. なぜ「狭く深い」シングルフォーカスを推奨するか
求人ポータル型の物量勝負(8shigyo.comの6,649件等)や、未経験〜経験者の全方位アプローチに正面から挑むのは、人材・予算面で不利です。代わりに以下の戦略を推奨します。
- ターゲット絞り込み:「35〜50歳・土木施工管理技士・現場経験あり・キャリア再設計を考え始めた層」に集中
- 訴求軸の集中:「現場から発注者側へのキャリアチェンジ」というシングルメッセージで深く刺す
- 媒体・LP・コピーの一貫性:すべてのタッチポイントで同じ物語を維持
第5章メインメッセージ・訴求設計
5-1. メインメッセージ候補(A/Bテスト前提)
本企画では「現場から発注者側へのキャリアチェンジ」軸を訴求の核に据えますが、その軸を表現するメインコピーには複数の方向性があります。下記6軸を企画書時点での候補として提示し、LP制作時に主候補を1つ確定(弊社推奨:C案)、広告配信開始後にA/Bテストで継続的に最適化する方針を推奨します。
| # | 軸 | 候補コピー | 訴求の核 | 推奨度 |
| A | キャリア前進感(王道) | 「現場で積み上げた経験を、もう一段、上のフィールドで。」 | 安定の反応率・分かりやすさ/業界の王道訴求パターン | ○ |
| B | 時間軸キャリア物語 | 「これまでの経験を、これからの20年へ。」 | 35〜50歳の折り返し不安に直撃/数字で具体性 | ○ |
| C | 業界構造直接 推奨 | 「現場で積んだ知見を、発注者側のデスクで。」 | 物理的・心理的転換を一発提示/業界の盲点(発注者側)を直接訴求 | ◎ |
| D | カテゴリ反転 | 「『つくる側』から、『まもる側』へ。」 | 強烈で記憶に残る/カテゴリ再定義 | ○ |
| E | 問いかけ・自分事化 | 「次の20年、どこで戦いますか?」 | 没入させる/自分事化 | △ |
| F | 公共性・社会価値 | 「現場で身につけた目で、官公庁の中から公共工事を支える。」 | 社会貢献感/公共性の安心訴求 | ○ |
弊社推奨:C案「現場で積んだ知見を、発注者側のデスクで。」
- 戦略整合性:本企画の核心「発注者側というキャリア選択肢の再定義」をコピーが直接体現する
- 経験肯定:「現場で積んだ知見」で自尊心を完全保全(否定文脈にならない)
- 転換の具体性:「デスクで」という具体名詞で身体負担解消(=現場フル稼働からの解放)が一発で伝わる
- 差別化:他社のキャリアアップ系王道コピーと並列にならない/業界用語の盲点を直接訴求
- 興味喚起:「発注者側」が「これは何だ?」の引きになり、LP本文への誘引が強くなる
運用設計:推奨C案を主クリエイティブとして広告配信を開始し、A・B・D・F案の一部を派生クリエイティブとして展開、データに応じてLPファーストビューも切り替えていきます。
5-2. 訴求の階層化(ピラミッド構造)
| 階層 | 訴求 | 機能 |
| 第1階層(メインコピー) | 5-1の候補から選定(弊社推奨:C案) | 感情とキャリア物語を一発で掴む |
| 第2階層(直下サブ) | 「現場側から、発注者側へ。あなたの経験が、次の20年につながる場所」 | キャリア物語を具体化 |
| 第3階層(事実訴求) | 月給45〜60万円/年収例600万円(50代・有資格者)/残業月30時間以内/勤務時間9:00〜17:30/完全週休2日制/賞与年2回/全国勤務/単身寮5拠点/6種研修制度 | 3秒で「具体性」を証明 |
| 第4階層(信頼形成) | NEXCO・国交省案件等の業務実績/在籍社員ストーリー/選考フロー | 応募決定の最後の後押し |
5-3. LP内コピーの方向性
| セクション | コピー方向性 |
| FVキャッチ | 5-1の候補から選定(弊社推奨:C案「現場で積んだ知見を、発注者側のデスクで。」) |
| FVサブコピー | 「35〜50歳の土木施工管理技士のための、キャリアチェンジ提案。月給45〜60万円/残業30h以内/全国勤務」 |
| 共感セクション | 「20代の頃のように、現場フル稼働は続けられない」「次の20年、自分はどこで何をしているのか」「BIM/CIMの時代に、自分の経験は古くなるのか」 ←深層インサイトの言語化 |
| 解決提示 | 「発注者支援業務」というキャリア選択肢の説明(仕事内容・現場との違い・経験が活きる構造/関連する公物管理・行政事務補助・技術支援業務にも触れる) |
| 事実訴求 | 月給45〜60万円/年収例600万円(50代・有資格者)/残業月30時間以内/勤務時間9:00〜17:30/完全週休2日制/賞与年2回/単身寮5拠点 を具体数値で押し出す |
| 信頼形成 | NEXCO案件・国土交通省案件等の業務実績/勤務拠点/社員インタビュー(特に元現場経験者の転身ストーリー) |
| 応募ハードル | 歓迎条件(1級・2級土木施工管理技士/技術士/技術士補/RCCM/NEXCO管理員いずれかの保有)を明示しつつ、「無資格者・未経験者の応募も歓迎」と門戸を広く設計/「まずはお気軽にご相談ください」の安心訴求 |
| CTA | 「30秒で応募」「LINEで相談」等の低ハードル化/リモート面談(ZOOM・LINE等)対応の明示 |
5-4. 訴求軸の根拠
| 訴求軸 | 市場根拠 | 貴社の事実 |
| キャリアチェンジ提示 | 35〜50歳の3つの深層インサイト(身体負担・折り返し・陳腐化) | 発注者支援業務を主軸とする業態 |
| 給与の事実訴求 | 転職時重視76.3% | 月給45〜60万円・賞与年2回(5月・10月) |
| 働き方の数値保証 | 転職時重視41.4% | 残業月30時間以内(現場フル稼働からの解放) |
| キャリアの選択肢 | キャリア折り返し設計 | 全国勤務・I/U/Jターン可・単身寮5拠点 |
| 経験継承 | 経験陳腐化恐れへの逆ポジション | NEXCO・国交省案件等の業務実績で「経験こそ価値」を訴求 |
第6章ファネル設計
6-1. 求職者の応募までの4段階
応募数を伸ばすには、認知→興味→検討→応募の各段階の課題と打ち手を一貫させる必要があります。
① 認知(広告クリエイティブ)
媒体:Meta広告(メイン)/Indeed連携/Google検索広告
クリエイティブ:「現場で積み上げた経験を、もう一段、上のフィールドで。」+給与数値(3軸×3パターン)
KPI:CTR・CPC(クリック単価)・インプレッション
② 興味(LPファーストビュー)
ファーストビュー:メインメッセージ+給与45〜60万円+応募CTA
3秒以内に「自分のための場所だ」と認識させる構造(35〜50歳の現場経験者にピンポイント)
KPI:直帰率・スクロール深度(FV直下到達率)
③ 検討(LP本体)
共感セクション:「現場フル稼働の限界」「キャリア折り返し」「経験陳腐化」の3つの不安を言語化
解決提示:発注者支援業務というキャリア選択肢の説明+貴社のポジション
信頼形成:業務実績・社員ストーリー(元現場経験者の転身事例があれば最強)・選考フロー
KPI:滞在時間・CTAクリック率・各セクション到達率
④ 応募(CTA・フォーム)
CTA:「30秒で応募」「LINEで相談」等の低ハードル化
フォーム:最小項目(氏名・電話・メール・資格)で離脱防止
KPI:CVR(応募率)・フォーム離脱率
6-2. 媒体別の役割
| 媒体 | 主な役割 | 狙う段階 |
| Meta広告(FB/IG) | 潜在層への認知拡大/類似1%・興味関心ターゲティング(建設業界の経験者層) | ① 認知 → ② 興味 |
| Indeed連携 | 検索意向の高い層を捕捉 | ③ 検討 |
| Google広告(検索) | 「土木施工管理技士 転職」「発注者支援業務」等の比較検討層を捕捉 | ③ 検討 |
| Google広告(リターゲ) | LP訪問離脱層の再アプローチ | ③ 検討 → ④ 応募 |
第7章貴社の現状KPIと改善仮説
7-1. 現状KPIと目標
| 項目 | 現状 | 目標(公開3ヶ月後) |
| 月平均エントリー数 | 1〜2件(直近2ヶ月は0件) | 月3〜5件 |
| 採用ページ | コーポレート内/recruit/に統合 | 採用専用LPの新設+WEBサイト改修 |
| 過去広告施策の評価 | Meta/リスティングともに効果実感なし | クリエイティブ・LP・運用を統合した戦略型運用へ |
| 素材状況 | オリジナル素材ほぼなし | 部分撮影で素材を補強(竹・梅プラン) |
7-2. ファネル試算(竹プラン例)
| 段階 | 想定値 |
| 月間広告予算 | 50万円 |
| 月間インプレッション(Meta+Indeed+Google) | 50万〜80万 |
| 月間LPセッション(CTR平均1.0%) | 2,500〜4,000 |
| LP応募CVR(業界平均0.15〜0.20%) | 0.15〜0.20% |
| 月間エントリー数 | 3〜5件 |
※建設業採用LPの一般的なベンチマークに基づく初期想定値。3ヶ月の検証で実績値ベースに更新します。
7-3. なぜ過去広告施策では伸びなかったか(仮説)
| 過去施策の課題 | 本企画での解決策 |
| クリエイティブとLPの訴求軸が一致せず、認知から応募までの体験が断絶していた | 「現場から発注者側へ」のキャリアチェンジ軸でクリエイティブとLPファーストビューを完全同期 |
| ターゲットが幅広く、メッセージが薄まっていた | 「35〜50歳・土木施工管理技士・現場経験あり・キャリア再設計を考え始めた層」へのシングルフォーカス |
| 表層ニーズ(給与・働き方)止まりで、競合と差別化できていなかった | 深層インサイト(身体負担・折り返し・陳腐化)に答える独自ポジションで深く刺す |
| 改善サイクルが回っておらず、初期設定のまま運用されていた | 3軸×3パターンのABテスト→月次レビュー→継続改善 |
第8章採用LP・WEBサイト改修スコープ(松竹梅3プラン)
本企画書では各プランのスコープ・期待効果・広告運用設計を詳述しています。制作費(採用LP制作・WEBサイト改修・撮影費を含む)は、sawan株式会社より別途見積書をご提示いたします。
8-1. コーポレートサイトとLPの役割分担(推奨)
| 役割 | コーポレートサイト | 採用LP(新設) |
| 主目的 | 信頼形成・公式情報・SEO | 応募獲得・コンバージョン |
| 訴求方向 | 事業内容・主要実績・コーポレート情報 | キャリアチェンジ物語+事実訴求 |
| 主な閲覧者 | 取引先/業界関係者/指名検索ユーザー | 広告経由の求職者(コールドリード含む) |
| SEO戦略 | 既存資産温存(コラム・実績) | 広告流入が主・SEOは副次的 |
8-2. WEBサイト改修の主スコープ
- トップページ:採用LPへの導線追加・採用への誘引強化
- 採用ページ(/recruit/):構造整理・採用LPへの誘導
- お問い合わせページ:応募フォーム最適化・スマホ最適化
8-3. 松竹梅プラン比較表
|
松(最小) |
竹(推奨)推奨 |
梅(最大) |
| 採用LP |
1ページ/既存素材+ストック写真活用 |
1ページ/部分撮影で強化 |
1ページ+下層/フル新規撮影 |
| WEBサイト改修 |
改修なし(採用LPへの導線のみ追加) |
主要3ページ改修(トップ/採用/お問い合わせ) |
全面改修(事業・実績・コラム含む) |
| 撮影 |
なし |
部分撮影(社員3〜5名・本社1拠点) |
フル撮影(社員10名+現場5箇所+動画) |
| 広告運用予算(推奨) |
月30万円 |
月50万円 |
月100万円 |
| 期待エントリー数(月間) |
2〜3件 |
3〜5件 |
5〜8件 |
| 制作費 |
別途ご提示(採用LP制作費/WEB改修費/撮影費/sawan株式会社より見積書) |
| こんな貴社に |
まずは最小投資で採用LP効果を試したい |
短期成果+拡張余地を両立させたい |
採用ブランド全体を一気に刷新したい |
8-4. 竹プラン(推奨)の理由
- 納期との整合:「最短公開」「6月配信開始」「段階リリース許容」の貴社ご意向との両立が可能
- 過去予算実績との整合:過去広告予算30万円〜100万円の中間ゾーン(50万円)でリスク許容範囲内
- 撤退リスクへの防御:エントリー0が続いた場合の損失を抑えられる規模
- 素材活用の最適バランス:撮影提案を活かしつつ過剰投資を回避(特に元現場経験者の転身ストーリー社員のインタビュー撮影は強い武器になる)
- 段階拡張の余地:効果実証後に梅プランへアップグレードする道筋が残る
8-5. プラン選択の判断ポイント
- 稟議規模を最小化したい場合 → 松プラン(採用LPのみ・撮影なし)
- 短期成果と拡張余地のバランス → 竹プラン(採用LP+主要WEB改修・部分撮影)
- 採用ブランド全体を一気に刷新したい場合 → 梅プラン(フル新規制作)
第9章広告運用設計
9-1. 媒体構成(竹プラン例)
| 媒体 | 役割 | 予算配分 |
| Meta広告(FB/IG) | メイン獲得チャネル/類似1%・興味関心ターゲティング(建設業界経験者層) | 月25万円(50%) |
| Indeed連携 | 検索意向の高い層を捕捉 | 月10万円(20%) |
| Google広告(検索) | 「土木施工管理技士 転職」「発注者支援業務」等の比較検討層を捕捉 | 月10万円(20%) |
| Google広告(リターゲ) | LP訪問離脱層の再アプローチ | 月5万円(10%) |
9-2. クリエイティブ方針
- 静止画クリエイティブ:3軸×3パターン×継続改善(5-1のメインメッセージ6軸候補と連動)
- 軸A:キャリアチェンジ訴求(5-1のC案「現場で積んだ知見を、発注者側のデスクで。」を主軸)
- 軸B:身体負担からの解放訴求(「現場フル稼働の限界、その先のキャリア」)
- 軸C:給与・働き方の事実訴求(「月給45-60万円・年収例600万円/50代・残業30h以内」)
- LP内動画:竹・梅プランで撮影時に作成(特に元現場経験者の転身ストーリー60〜90秒)
- クリエイティブとLPファーストビューの訴求軸を完全同期
- A/Bテスト:5-1の他候補(A・B・D・F案)を派生クリエイティブとして展開し、CTR・CVRデータに応じて主軸を継続的に最適化
9-3. 効果測定とPDCA
- 週次:広告クリエイティブ別CTR/CPC/LPセッション数モニタリング
- 隔週:低パフォーマンスCRの差し替え/LP改善仮説検証
- 月次:レポート提出・改善施策合意・次月施策反映
第10章スケジュール
選択プラン(松/竹/梅)によって、撮影規模と公開時期が変動します。下記はプラン別の標準スケジュール例です。プラン選択後に最終確定いたします。
10-1. プラン別スケジュール
| 時期 |
松(撮影なし) |
竹(部分撮影)推奨 |
梅(フル撮影) |
| 2026年5月上旬 |
契約・キックオフMTG |
契約・キックオフMTG |
契約・キックオフMTG |
| 2026年5月中旬 |
LP制作着手/クリエイティブ方針確定 |
撮影日程調整/WEB改修着手/LP制作着手 |
撮影計画策定/WEB全面改修着手 |
| 2026年5月下旬 |
初稿提出・確認・修正/広告アカウント設定 |
部分撮影実施/LP初稿提出 |
大規模撮影実施(複数日)/LP初稿着手 |
| 2026年6月上旬 |
LP公開・広告配信開始 |
撮影編集/LP制作/WEB改修反映/広告アカウント設定 |
撮影継続編集/LP制作/WEB全面改修 |
| 2026年6月中旬 |
初動モニタリング/クリエイティブ改善 |
LP公開・広告配信開始 |
LP・WEB全体制作/最終確認 |
| 2026年6月下旬 |
初動レポート/月次改善提案 |
初動モニタリング/クリエイティブ改善 |
LP・WEB公開・広告配信開始 |
| 2026年7月以降 |
月次レビュー/継続改善 |
月次レビュー/継続改善 |
初動モニタリング→月次レビュー |
10-2. プラン選択の判断ポイント
- 最速で配信を始めたい → 松プラン(2026年6月上旬配信開始)
- 短期成果+一定の質を両立したい → 竹プラン(2026年6月中旬配信開始・部分撮影込み)推奨
- 採用ブランド全体を一気に刷新したい → 梅プラン(2026年6月下旬配信開始・フル撮影込み)
※スケジュールは契約日・撮影日程・素材提供タイミングによって前後します。最終スケジュールは契約後のキックオフMTGで確定いたします。
10-3. 主アクションの責任分担(共通)
| 領域 | 主アクション(貴社) | 主アクション(弊社) |
| 戦略・企画 | 承認 | 立案・修正 |
| 素材提供・撮影 | 既存素材ご提供/撮影日程調整/撮影立会い(竹・梅プラン) | 撮影ディレクション・撮影実施 |
| LP・WEB制作 | 初稿確認・修正指示・公開承認 | 制作・修正対応 |
| 広告運用 | 初動レビュー参加/月次レビュー参加 | 運用・改善・レポート提出 |
第11章同業他社A社との併走運用設計(参考)
本章は、本企画の方針が同業他社A社でも同期間に併走運用される設計であることを示す参考情報です。両社の初動データを相互に転用することで、運用効率の向上と検証速度の加速を図ります。
11-1. 併走運用の概要
弊社では、貴社と業態が一致する同業他社A社(建設コンサルタント/発注者支援業務)で、貴社と同期間(2026年5〜6月期)に採用LP改善+広告運用を併走実施する計画です。業務領域・採用ターゲットが共通しているため、検証データの相互転用が可能です。
| 項目 | 同業他社A社 | 貴社 |
| 業態 | 建設コンサルタント/発注者支援業務 | 建設コンサルタント/発注者支援業務 |
| WEB運用前のエントリー状況 | 限定的 | 月平均1〜2件(直近2ヶ月0件) |
| WEB運用開始時期 | 2026年5〜6月期に開始予定 | 2026年6月にLP公開・配信開始予定 |
| 共通する戦略軸 | 採用LP切り出し+訴求軸の集中+広告運用 | 同型を貴社向けにカスタマイズして適用 |
※A社・貴社ともに2026年5〜6月期の運用開始予定のため、現時点での実績データは取得前です。運用開始後、月次レビューで両社の動向を共有します。
11-2. 併走運用の活用方法
- 本企画方針(採用LP切り出し+訴求軸の集中)が同業他社で同時並行で検証されること自体が、戦略仮説の二重検証となる
- A社の初動データ(CTR・CVR等)が取得された段階で、貴社施策の初期パラメータ調整に転用
- クリエイティブ仮説の併走検証(A社で先に得られた結果を貴社のクリエイティブ改善に反映/貴社で先に得られた結果も同様にA社施策へ転用)
- 両社にとって相互補完的な運用設計のため、検証速度が単独運用より加速する
第12章リスク管理と想定論点
12-1. リスクと対策
| リスク | 対策 |
| 広告効果が想定を下回る | 3ヶ月での効果測定/3軸×3パターンのクリエイティブ改善サイクル/LPの段階改修 |
| 採用面接通過率の低下 | 応募ペルソナと実応募者のギャップを月次でモニタリング/訴求軸を絞り込み |
| 素材不足による制作遅延 | 松プラン(撮影なし)で先行公開/後追い撮影で更新する段階リリース |
| 競合の同種訴求の追随 | 独自ポジション(キャリアチェンジ軸+給与・残業の数値約束)の継続深化/元現場経験者の転身ストーリー等で深さを作る |
| 「発注者支援業務」職種の認知不足 | LP内に職種の役割・現場との違い・経験が活きる構造を解説するセクションを設ける |
| 金銭インセンティブ訴求の規制リスク | 2025年4月施行の職業安定法改正(募集情報等提供事業者規制)・大手求人媒体(Indeed等)のポリシー・行政指導等の複合リスクを踏まえ、入社祝金等の金銭インセンティブは広告・採用LPともに訴求軸に含めない方針/意思決定の後押しは「給与45〜60万円・年収例600万円・残業30h・キャリアチェンジ訴求」で構築 |
12-2. 評価基準と撤退ライン
採用LP公開後3ヶ月時点での評価基準
採用LP公開後3ヶ月時点のエントリー数を以下の3段階で評価し、対応を判断します。
| 3ヶ月時点のエントリー数 | 判定 | 対応方針 |
| 月3件以上 | 目標達成圏(好調) | クリエイティブ改善サイクルを継続。月次レビューで継続的に最適化 |
| 月1〜2件 | 部分達成(要改善) | 訴求軸・LPの部分改善で継続。改善方針を月次レビューで合意のうえ実装 |
| 月1件未満 | 失敗判定 | 本企画を見直し対象とする。(1)採用LP・広告クリエイティブの全面見直し、(2)ターゲット定義の再検討、(3)媒体構成の組み替え、のいずれか/組合せで対応 |
12-3. ご検討時に想定される論点と弊社の見解
本企画を進めるにあたり、貴社内で生じうる論点に対する弊社の見解を、議論の参考としてあらかじめ整理しております。
| 想定される論点 | 弊社の見解 |
| 採用LPの効果見込み | 業界の有効求人倍率5倍超で「待っていれば来る」状態は終わっており、訴求設計次第で効果は出せる構造/同業他社の先行事例での検証実績/本企画の差別化軸の具体性 |
| 広告予算の費用対効果 | 段階リリース可能/撤退基準の明示/3ヶ月単位の効果測定で投資のリスクを管理可能 |
| リニューアル時期の妥当性 | 建設コンサル業の中途採用求人は2023年比1.5倍の急増中/業界競合のWEB先行投資が進んでいる事実/後発になるほど差別化が難しくなる構造 |
| 「発注者支援業務」訴求への懸念 | 業界外で職種認知が低いことは事実だが、それゆえに「現場経験者向けの新キャリア選択肢」として再定義する余地が大きい/LP内に職種解説セクションを組み込むことで認知不足はカバー可能 |
| 部分対応を選択する妥当性 | 採用LP切り出しによる短期成果実証→次フェーズで全面改修判断という段階アプローチで、最小投資で最大成果を狙える |
| 人材紹介サービスとの比較 | 建設コンサル業界の人材紹介費は1名150〜250万円が相場/本企画の採用1名あたり広告費(50〜100万円想定)は半額以下/継続的な採用基盤が手元に残る |
第13章体制・進め方・次のステップ
13-1. 役割分担
| 領域 | 弊社(sawan) | 貴社 |
| 戦略・企画 | ○ | 承認 |
| 採用LP制作 | ○ | 承認・素材提供 |
| WEBサイト改修 | ○ | 承認・素材提供 |
| 広告クリエイティブ(静止画) | ○ | 承認 |
| 広告運用 | ○ | — |
| 月次レビュー・改善提案 | ○ | 参加 |
| 窓口・進行管理 | ○ | — |
13-2. 次のステップ
- 本企画書のご確認・社内ご検討
- 選択プラン(松/竹/梅)の決定
- sawan株式会社より制作費見積書のご提示・ご確認
- 契約締結
- キックオフMTG(2026年5月上旬予定)
- 制作着手・広告配信準備
- 2026年6月:LP公開・広告配信開始
13-3. ご連絡先
本企画書に関するご質問・ご相談は、sawan株式会社までお願いいたします。
本企画書 終